東方神起とSJの世界

東方神起とsuper juniorの小説です。

嘘 2

気がついたら ユノヒョンの部屋。

目の前にコーヒーを差し出された。


YH 「まず 落ち着こうか」


コクリとうなずき、ゆっくりコーヒーの香りを嗅いだ。

一口飲むと、肩から力が抜けていくのが分かる。


YH 「俺はさ ちょっとだけ嬉しかったんだ。」


ヒョンの顔を見ると 優しい顔で僕を見ていた。


YH 「他の人と結婚って言うのは嫌だけど、形だけだろ?それに、近いうちに 俺の結婚も決まるはずだ」


びっくりして、コーヒーを溢しそうになった。

間一髪セーフ。


YH 「お嬢様のお相手は チェ一族の1人娘らしい。両家ではもう認めていて、孫を産むって事が条件だとさ。」


え?孫?


YH 「あ、勘違いするなよ!精子提供だけだ。」


あと、財閥だろうがチェ一族だろうが 一切公表なしだ。



そんな話をしてから 彼女に会う事もなく 交際宣言だった。


僕は操り人形のように 裏で糸を引かれ 思うままに操られる。


それでも ユノヒョンと一緒にいれる喜びがあったから…ユノヒョンが毎日一緒にいてくれたから…

僕は幸せだと心から思うんだ。


ファンに直接手紙を書いた。

結婚相手は ユノなんだ!って思いながら、嘘ばっかりの僕だけど、ユノヒョンの事を思いながら 誠実に書いた。


書き終わってから ユノヒョンの胸の中で少しだけ泣いた。














真新しいタワーマンションに引っ越したのは つい数日前。

最上階と聞いていたけど、その上には さらに上があった。

いわゆる ペントハウス的なもので、そこには 彼女たちが住むのでは?との事だったけど、僕には関係ない。


近くに住まなくてはならないって言うのが 不満と不安だったけど、再び ユノと住むのが嬉しくて、最近の僕は機嫌が良い。


買い物には なかなか行けないから、通販で お揃いのパジャマや食器などを買うのが 楽しい。


宅配ボックスから 大事に荷物を抱えて帰る。


今日は ちょっと深めの皿が何枚か届いたんだ。

予定通り、スープパスタを作ろう。


通販の箱を片付けていたら ピーって鍵の開く音が!


ヒョンだ!


慌てて 玄関まで走る。


そう…


ここは広すぎるんだ…


CM 「ヒョン!お帰りなさい」


YH 「ただいま チャンミナ」


ギュって抱きついて、幸せを噛みしめる。


CM 「ねーユノ?」


YH 「ん?」


CM 「今日は何食べたい?」


YH 「チャンミナ」


CM 「もう!今日はパスタだよ」


YH 「じゃ チャンミナはデザートで食べよ」


CM 「僕は甘くないのに…」


YH 「甘いよ。ここから 凄ーく甘い匂いがする」


首に チュってされて、モジモジしてしまった…


ヒョンを 振り切るように離れて、キッチンに向かった僕だけど、顔と耳が火照っていて、怒ったフリも効かないだろうなって思ったんだ。

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